Index

ノンメディカルな卵子凍結とは

すべての女性は等しく加齢と共に妊娠率が低下していきます。これは、卵子の質が年齢とともに低下するためです。特に35歳以上では卵子の質の低下が顕著になり、それに伴い妊娠率も低下します。

ノンメディカルな卵子凍結とは、将来的に妊娠を望んでいるが、パートナーが居ないなどの理由で、今すぐ妊娠することができない女性の卵子を、若年のうちに凍結保存しておくことです。

卵子は、凍結保存できれば、それ以降は加齢に伴う質の低下を考慮しなくてすみます。そのため将来的に妊娠を希望された際に、凍結卵子を用いれば、妊娠率の低下を防ぐことができます。若年のうちに卵子凍結をしておくことで、女性の人生における選択の幅を広げ、生活の質(QOL:Quality of life)を向上させることを目的としています。

※日本産科婦人科学会のホームページにある、「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」の動画をあらかじめ視聴されることを推奨します。

卵子凍結の成績

未受精・成熟凍結卵子の受精率や妊娠率は、新鮮卵子(凍結しない卵子)と比較して差はないとの報告もありますが、必ずしも期待通りの効果が得られるとは限りません。アメリカ生殖医学会によると未受精・成熟卵子の融解後の生存率は90~97%、受精率は71~79%、着床率は17~41%、胚移植あたりの臨床的妊娠率は36~61%、融解卵子あたりの臨床的妊娠率は4.5~12%と報告されています。本邦における正確なデータはまだありません。採卵された卵子の質によっては凍結できない場合もありますので、あらかじめご了承ください。

卵子凍結の適応

すべての生殖可能年齢の女性に対して卵子を採取する事は可能です。
ただし、若年で行う事が将来の妊娠率の上昇へつながるため、当院では40歳未満のできるだけ若いうちに行うことが望ましいと考えます。
40歳以上でも施行はできますが、すでに加齢に伴う卵子の質の低下が危惧され、最終的な妊娠率が低下することが考えられます。

当院における卵子凍結規約

未受精・成熟卵子の凍結保存期間は1年間です。
凍結保存の継続を希望される場合は、1年毎に更新手続きと、未受精・卵子凍結保存更新料(凍結個数により異なる)が必要となります。

以下の場合には未受精・成熟凍結卵子は廃棄されます。

  1. 生殖年齢を超えた場合(閉経後など)
  2. 卵子凍結された御本人が亡くなった場合
  3. 凍結保存期間終了時に凍結保存継続の申し出がなく、凍結保存期間が1年を超えた場合
  4. 凍結保存していた未授精・成熟卵子が天災や予期せぬ事情(地震、火災、異常気象など)により使用不可能となった場合

卵子凍結の費用

卵子凍結の費用は自費診療となります。以下に税込での費用をお示しします。

採卵手技料 143,000円
卵子凍結技術料 55,000円
初回卵子凍結保存料(1~10個) 55,000円
初回卵子凍結保存料(11~20個) 88,000円
初回卵子凍結保存料(21個~) 11,0000円
卵子凍結更新料(1~10個) 55,000円
卵子凍結更新料(11~20個) 88,000円
卵子凍結更新料(21個~) 11,0000円
凍結卵子融解技術料 55,000円

※凍結卵子融解は1回で10個まで

例)10個の卵子を凍結した場合
採卵手技料(143,000円)+卵子凍結技術料(55,000円)+初回卵子凍結保存料(55,000円)
=合計:253,000円(税込)